バナナの黒いとこ

ハイドロポンプの略称はドロンプ派です

とある夏の24時間

正直気が滅入っていた。オンライン授業に全く対応できず単位をありへんほど落としたこと、行動の制限を強いられるクソッタレなこの情勢、バイトでのミス、高校の友達が折角遊びに来てくれたのに財布をなくす自分のアスペ具合、そして何より合宿ができない8月を迎えてしまったことが1番ダメージを受けるものだった。去年の今頃の自分に現在の状況を伝えたら間違いなく卒倒するだろう。こうなってしまった以上何も責められないと分かってはいるが、それでも事実を受け入れることができずにいる自分が存在するのは確かなことだ。


そんな中先輩方からとある旅に誘ってもらえた。なんでも4日ほどかけて西宮から富山まで(いわゆる信州プレルート)行くらしい。最初はバイトとか帰省の日程とか自分だけいい思いをするのはどうかと考え断るつもりだった。しかし短い間だけでもチャリに乗ることで鬱は多少軽減されるのではと気持ちを改め少しだけ参加させてもらうことにした。ただ解散したらすぐに帰省しなければいけないくそ日程になったため、銀マットと寝袋を持ちつつ丸1日18切符輪行をする羽目になった。


8月9日。 この日中に先輩らは大津まで走っているのでそれを追う形で始まる。バイトを18時に終え家に帰り風呂に入り支度を整えすぐに出発...と行きたいところだったがここでもアスペを発揮してしまい結局準備完了したのは19時半ごろだった。しんぺいの家にピンポンしに行ったが出なかった。彼は最近以前に比べ活発的になったのでワンチャン大津まで来ないかなと淡い期待を抱いていたがダメだった。
f:id:HK921:20200814232504j:plain
何回押したかわからん部屋番号


今回はキャリアをつけずリュックに銀マットと寝袋を詰め込み、残りはフロントバックとサドルバックという今までのスタイルに囚われない形で走ることにした。オルトリーブで行ってもよかったけど輪行がめんどくさいのでこの形を採用した。
f:id:HK921:20200814233044j:plain
スマートではある

これまでも大津までは5回走ったことがあったが、だいたい171か淀川を走って六地蔵から山科へ抜けるというのが定番化していたので少し違う道で行くことにした。最近ハマっている神崎川横のサイクリングロードを走り、少し淀川を走って渡り守口の方へ抜け、そこから1号線で巨椋池を目指してその後はいつも通り進んだ。

f:id:HK921:20200814235400j:plain
この前野宿したところ
近畿道うるさすぎて環境が過去最高に劣悪

f:id:HK921:20200814233843j:plain
半分ちょい進んでやっと京都突入
1号線走りやすいけどトラック多いし途中で歩道も消えるから夜走る時は注意。

f:id:HK921:20200814234050j:plain
新快速爆睡マン
正直クッソ笑ってしまった

f:id:HK921:20200814234154j:plain
巨椋池
辺り一面田んぼで何も見えんかったけど、まっすぐな道が続いていて北海道を身近に感じるにはここに来ればいいと知る。

f:id:HK921:20200814234357j:plain
何とか大津突入
あとは逢坂山を超えるだけ

f:id:HK921:20200814234503j:plain
もう慣れすぎて一瞬で終わった気がした。
ここ来る時ほとんど夜

逢坂山から大津の市街地は坂を下るだけで秒で入ることができる。日付は既に変わっていてさすがに全員疲れて寝てるだろうと思っていたが、古谷さんからたばこのおつかいを頼まれ安堵した。ゼンリーを見て琵琶湖の湖岸へ行くと古谷さんが出迎えてくれた。わざわざ僕のために起きててくださってて本当に嬉しかったです。そのまま2人で色々な話をした。就活のことだったり何なり話してとても濃い時間になりました。ほんまにありがとうございました。3時過ぎまでこのまま話してもう寝るかということでそこら辺に銀マットを引いて横になった。

文字うつの疲れたので次の日は後半に書きます。